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【意見集約】文部科学省「夢ビジョン2020実現プロジェクトチーム」による「オリンピック・パラリンピックレガシー創出に向けた文部科学省の考え」作成の手伝い

2014.08.31

文部科学省「夢ビジョン2020実現プロジェクトチーム」は、「オリンピック・パラリンピックレガシー創出に向けた文部科学省の考え」を作成しました。PESTIは、この作成過程を手伝いました。

3つのビジョン(「対話」「感動」「成熟」)と7つの価値観(「他者とのつながり・多様性」「ワクワク・カッコいい」「日本の誇り」「安全・安心」「ゆとり」「日本社会の快適性・利便性・効率性」「オープン・適正」)を踏まえ、また、オリンピック・レガシー・キューブ*1を踏まえて、以下の5つの案にまとまりました。

  • 1.快適で利便性が高く、効率的な(誰もが)安心安全で、誇りとゆとりを持った生活を実現する持続可能な社会をつくる
  • 2.他者とのつながりや多様性の中から新しい価値観を発見し、一歩踏み出す
  • 3.オリンピック・パラリンピックを通じて限界を越えようとする姿に感動し、共有する。そして、一人ひとりが共鳴し、次の挑戦につなげる
  • 4.日本の伝統文化の上に、誰もが安心して挑戦し、協力できる未来志向の風土をつくり、新たな社会像を内外に示す
  • 5.誰もが納得できるよう、透明・参加・協働プロセスを通じレガシープランを共創し、実施・検証を行う。そして、こうしたオープンプロセスを幅広い社会の動きにつなげていく

*1 オリンピック・レガシー・キューブとは、レガシーの概念理解を深める際に重要な3つの軸(①ポジティブなものか、ネガティブなものか、②有形のものか、無形のものか、③あらかじめ計画したものか、偶発的なものか)で構成される六面体のことをいう(下記参考文献より)。

参考文献

  • ・オリンピック・レガシーとは何か(株式会社三菱総合研究所)
    http://www.mri.co.jp/opinion/legacy/pdf/olympic-legacy.pdf(最終アクセス2015年8月4日)
  • ・Gratton, C. & Preuss, H.(2008)Maximizing Olympic impacts by building up legacies. The International Journal of the History of Sport 25(14), 1922-1938