2014年5月2日、神戸大学統合研究拠点 4階ラウンジにおいて、対話型パブコメ「次のスパコン“ポスト「京」”の「使い方」を考える」を実施しました。
このイベントは、文部科学省によるパブコメ「ポスト「京」(エクサスケール スーパーコンピュータ)で重点的に取り組むべき社会的・科学的課題に関する意見募集」を受けて、企画されました。
はじめに、スパコンの専門家である江口至洋さんより、スーパーコンピュータの過去・現在・未来に関する紹介がありました。その後、次のスパコンで取り組むべき課題について、3つのグループに分かれて簡単にアイディアを出しあいました。
各グループでどのような意見が出たのかを、会場全体で共有した後、専門家の江口至洋さん、そして、田中成典さんからコメントをもらいました。参加者から出されたアイディアの中には、人間の行動パターンの予測に関する意見がありました。この意見に対して、専門家からは、その予測の精度が非常に高くなった場合、人間の自由意志との関係で難しい問題が生じうるというコメントをいただきました。また、薬の開発などの場面を含めて、コンピュータの中に 「人間」をどうつくるかということが問題になるのではないか、ということも話題にのぼりました。
参加者には、ここまでに挙がった課題の中から、自分がもっと検討したいと思った課題を選んでいただき、その選択に基づいて、新たな3つのグループに分かれて、それぞれの課題の内容の整理とその課題解決に向けた施策や解決の効果を出すための話し合いを続けました。
最後に、もう一度、会場全体で、議論の内容を共有した後、この会はお開きになりました。当初は、20時半までの120分間を予定していたのですが、20分ほど延長しての21時前に終了しました。熱い議論が繰りひろげられました。
対話の場
前半
後半
開催概要
タイトル | 対話型パブコメ「次のスパコン“ポスト「京」”の「使い方」を考える」
(サイエンスカフェ神戸(No.91)として実施)
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開催日時 | 2014年5月2日(金曜日)18:30-20:30
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開催場所 | 神戸大学統合研究拠点 4階ラウンジ
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対象 | どなたでも |
事前申込の有無 | 先着順。事前申し込み制。 |
参加費の有無 | 700円(ケーキセット代/サンドイッチセット代として)*1 |
参加者数 | 16名 |
主催 | 神戸大学サイエンスショップ |
共催 | PESTI |
*1 参加者募集の際には、参加費は800円としていたが、当日徴収したのは700円だった。
意見産出情報
全体進行役 | 蛯名 邦禎(PESTIメンバー)、伊藤 真之(PESTIメンバー) |
世話役 | テーブル1:森 幹彦(PESTIメンバー)
テーブル2:鎌田 知佐((独)理化学研究所HPCI計算生命科学推進プログラム)
テーブル3:干場 真弓((独)理化学研究所計算科学研究機構) |
記録者 | テーブル1:柴山 恵美(神戸大学大学院人間発達環境学研究科)
テーブル2:山田 哲也(神戸大学発達科学部)
テーブル3:中野 美紀(甲南大学先端生命工学研究所) |
専門家 | 江口 至洋(理化学研究所 HPCI計算生命科学推進プログラム 副統括)
田中 成典(神戸大学大学院システム情報学研究科 教授) |
実践評価者 | 工藤 充(PESTIメンバー) |
参加者属性 | 性別
男性7人、女性6人、無回答3人
年代
「科学・技術への関心」セグメント*2
注:16人中2人は、セグメントの判定ができませんでした。このグラフは14人分のデータで作成しています。
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対話と記録の特徴 |
特徴1:全体進行役に加えて、各テーブルに配置された世話役が、テーブル内の議論の進行をサポートした。
特徴2:3つのグループに分かれて議論を開始した。途中で、議論の内容に合わせてグループを再構成した。
特徴3:会場全体で議論をする際には、全体進行役の1人がパソコンを使って論点を書き記し、それをスクリーンに投影した。
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お礼 | 対話型パブコメ特製クリアファイル
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*2 ポスト「京」で重点的に取り組むべき社会的・科学的課題では、科学・技術への関与という観点からセグメンテーション(グループ分け)を行いました。参加者にみなさんには、3つの質問に答えていただき、その回答パーターンから6セグメントのどこに当てはまるのかを判定しました。科学・技術への関与が一番高いセグメントは2(Seg2)、一番低いセグメントは5(Seg5)です。
専門的な内容については以下をご覧ください。
加納圭ら(2013)「サイエンスカフェ参加者のセグメンテーションとターゲティング:「科学・技術への関与」という観点から」、科学技術コミュニケーション、13、3-16
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/52850
関連資料
2014年5月2日、神戸大学統合研究拠点 4階ラウンジにおいて、対話型パブコメ「次のスパコン“ポスト「京」”の「使い方」を考える」を実施しました。
このイベントは、文部科学省によるパブコメ「ポスト「京」(エクサスケール スーパーコンピュータ)で重点的に取り組むべき社会的・科学的課題に関する意見募集」を受けて、企画されました。
はじめに、スパコンの専門家である江口至洋さんより、スーパーコンピュータの過去・現在・未来に関する紹介がありました。その後、次のスパコンで取り組むべき課題について、3つのグループに分かれて簡単にアイディアを出しあいました。
各グループでどのような意見が出たのかを、会場全体で共有した後、専門家の江口至洋さん、そして、田中成典さんからコメントをもらいました。参加者から出されたアイディアの中には、人間の行動パターンの予測に関する意見がありました。この意見に対して、専門家からは、その予測の精度が非常に高くなった場合、人間の自由意志との関係で難しい問題が生じうるというコメントをいただきました。また、薬の開発などの場面を含めて、コンピュータの中に 「人間」をどうつくるかということが問題になるのではないか、ということも話題にのぼりました。
参加者には、ここまでに挙がった課題の中から、自分がもっと検討したいと思った課題を選んでいただき、その選択に基づいて、新たな3つのグループに分かれて、それぞれの課題の内容の整理とその課題解決に向けた施策や解決の効果を出すための話し合いを続けました。
最後に、もう一度、会場全体で、議論の内容を共有した後、この会はお開きになりました。当初は、20時半までの120分間を予定していたのですが、20分ほど延長しての21時前に終了しました。熱い議論が繰りひろげられました。
対話の場
前半
後半
開催概要
(サイエンスカフェ神戸(No.91)として実施)
*1 参加者募集の際には、参加費は800円としていたが、当日徴収したのは700円だった。
意見産出情報
テーブル2:鎌田 知佐((独)理化学研究所HPCI計算生命科学推進プログラム)
テーブル3:干場 真弓((独)理化学研究所計算科学研究機構)
テーブル2:山田 哲也(神戸大学発達科学部)
テーブル3:中野 美紀(甲南大学先端生命工学研究所)
田中 成典(神戸大学大学院システム情報学研究科 教授)
性別
男性7人、女性6人、無回答3人
年代
「科学・技術への関心」セグメント*2
注:16人中2人は、セグメントの判定ができませんでした。このグラフは14人分のデータで作成しています。
特徴1:全体進行役に加えて、各テーブルに配置された世話役が、テーブル内の議論の進行をサポートした。
特徴2:3つのグループに分かれて議論を開始した。途中で、議論の内容に合わせてグループを再構成した。
特徴3:会場全体で議論をする際には、全体進行役の1人がパソコンを使って論点を書き記し、それをスクリーンに投影した。
*2 ポスト「京」で重点的に取り組むべき社会的・科学的課題では、科学・技術への関与という観点からセグメンテーション(グループ分け)を行いました。参加者にみなさんには、3つの質問に答えていただき、その回答パーターンから6セグメントのどこに当てはまるのかを判定しました。科学・技術への関与が一番高いセグメントは2(Seg2)、一番低いセグメントは5(Seg5)です。 専門的な内容については以下をご覧ください。 加納圭ら(2013)「サイエンスカフェ参加者のセグメンテーションとターゲティング:「科学・技術への関与」という観点から」、科学技術コミュニケーション、13、3-16
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/52850
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