2015年4月17日、グランフロント大阪にあるナレッジキャピタルのナレッジサロン プレゼンラウンジにて、オープンセッション「ロボット×未来×夢ビジョン:となりにロボットがいる世界」が開催されました。文部科学省は2014年5月よりクリエイティブ・プラットフォーム「3_2_1_0」と協働して「夢ビジョン2020オープンセッション 霞が関で私の未来をブレストする!」を開催しています。今回は、このオープンセッションシリーズの第8回目です。初めて関西で開催されるということで、PESTIが協力しました。32名の方にご参加いただきました。
近い未来、私達の生活に今よりもっとロボットが入り込んでくるかもしれません。その時、どんな形で、どんな事ならロボットに託すことが出来るでしょうか? 参加者のみなさんと想像を膨らませました。
まず、モデレーターの加納圭がセッション全体について説明しました。参加者のみなさんには8つの班に分かれていただき、サンドイッチやコーヒーを手にとりつつ自由に意見交換していただきました。ふとした疑問にいつでも答えていただけるよう、ロボット研究の専門家である宮下敬宏さん、新妻実保子さん、ロボット政策の専門家の麻田卓哉さんにもご参加いただきました。各班での議論は、モデレーターから提示された「どんなことをロボットの手を借りて解決したい?」「ロボットが導入される際にどのような抵抗感や不安を感じる?」という2つの問いで始まりました。班ごとに独創的なアイディアや議論が展開されていました。ロボットの利用に利点と問題点の両方があることやその制御が必要であるといった声がどの班からも聞かれました。1時間ほど白熱した議論が続き、班の中での振りかえりと会場全体での意見の共有を行いました。「ロボットは人のサポートに留めたい。」、「もっと新しい友達のような関係を築きたい。」といった意見や「良い面も多いが安全性や責任の問題など法の整備が不可欠。」といった指摘がありました。
今回のオープンセッションでの対話の結果はロボット政策づくりに活かされる予定です。意見がどう届き、どう活かされたのか報告する会も予定しています。今後の展開を楽しみにしながら、会はお開きとなりました。
(文:神谷 麻梨、PESTI)
対話の場
開催概要
タイトル | 夢ビジョン2020オープンセッション 霞が関で私の未来をブレストする! 第8回「ロボット×未来×夢ビジョン:となりにロボットがいる世界」 |
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開催日時 | 2015年4月17日(金曜日)19:00-21:00 |
開催場所 | うめきた・グランフロント大阪北館7階 ナレッジキャピタル、ナレッジサロン、プレゼンラウンジ |
対象 | 18才以上ならどなたでも |
事前申込の有無 | 事前申し込み制(*無料でコーヒーや軽食を用意。追加ドリンク等は参加者負担。) |
参加費の有無 | 無料 |
参加者数 | 32名 |
主催 | 文部科学省 |
協力 | 一般社団法人ナレッジキャピタル PESTI |
意見産出情報
全体進行役 | 加納 圭(PESTI代表) |
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世話役 | テーブル1:江間 有沙(東京大学) テーブル2:伊藤 真之(PESTIメンバー) テーブル3:氏原 拓(文部科学省) テーブル4:塩瀬 隆之(京都大学) テーブル5:森 幹彦(PESTIメンバー) テーブル6:蛯名 邦禎(PESTIメンバー) テーブル7:坂本 卓司(文部科学省) テーブル8:板倉 周一郎(文部科学省) |
記録者 | テーブル1:工藤 充(PESTIメンバー) テーブル2:源 利文(PESTIメンバー) テーブル3:津久井 敦也(文部科学省) テーブル4:前波 晴彦(PESTIメンバー) テーブル5:元木 環(PESTIメンバー) テーブル6:城 綾実(PESTIメンバー) テーブル7:吉澤 剛(PESTIメンバー) テーブル8:相川 美紗(文部科学省) |
専門家 | 宮下 敬宏(株式会社国際電気通信基礎技術研究所 知能ロボティクス研究所 室長) 新妻 実保子(中央大学 理工学部 精密機械工学科 准教授) 麻田 卓哉(文部科学省 科学技術・学術政策局 研究開発基盤課 係長) |
参加者属性 | 男女比 年代(人) 「科学・技術への関心」セグメント(人)*1 |
対話と記録の特徴 | 特徴1:参加者の多くがロボットに関する一定程度の事前知識と関心を持っていたため、議論は活発に進んだ。 特徴2:専門家は個別テールには着席せず、各テーブルから呼ばれて質疑に対応するという方法をとったが、各テーブルとも、専門家をうまく活用できていたようである。 特徴3:8テーブルのすべてに世話役と記録係がついて行った。PESTIの対話型パブコメの中で最も重点的な実践機会であり、世話役と記録係のそれぞれに対する事前の講習会も行った。 特徴4:記録係による記録は概ね各テーブルの議論の要点を押さえたものとなっていたいえるが、記録の方法(量や1エントリーあたりの長さ)についてはばらつきも大きかったため、どのような記録方法が望ましいかについては、今後の検討も必要である。 特徴5:テーブル5には遠隔操作のロボットが参加したが、多人数でのディスカッションのスピードについていくのは難しいようだった。 |
*1 ロボット×未来×夢ビジョンでは、科学・技術への関与という観点からセグメンテーション(グループ分け)を行いました。参加者にみなさんには、3つの質問に答えていただき、その回答パーターンから6セグメントのどこに当てはまるのかを判定しました。科学・技術への関与が一番高いセグメントは2(Seg2)、一番低いセグメントは5(Seg5)です。
ヴィクトリア州(オーストラリア)が考案したセグメンテーション法であることから、ヴィクトリア(Victoria)の頭文字をとり、本ウェブサイトではVSegと表記しています。
専門的な内容については以下をご覧ください。
加納圭ら(2013)「サイエンスカフェ参加者のセグメンテーションとターゲティング:「科学・技術への関与」という観点から」、科学技術コミュニケーション、13、3-16
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/52850
むりやり動かさない。
男性/-/学生/NA/-人間の能力を高める。
男性/-/デザイナー・アートディレクター/VSeg3/-人間の良さは感情。
男性/-/大学院生/VSeg2/-倫理教育は必要。
男性/-/デザイナー・アートディレクター/VSeg3/-まだないはずだ。
男性/-/デザイナー・アートディレクター/VSeg3/-日本文化的なところ
-/-///-できるのか?
男性/-/学生/VSeg2/-良いと思う
男性/-/グラフィックデザイナー/VSeg2/-ゴミ掃除とか
男性/-/グラフィックデザイナー/VSeg2/-