2016年3月21日(月・祝)、グランフロント大阪ナレッジキャピタル内カフェラボにて、「ロボットもやって来る!「ロボット×未来×夢ビジョン」シンポジウム~「ロボットへのニーズ」と「社会への実装」との架け橋~」を開催しました。
昨年(2015年)3月から4月にかけて、PESTIは、「ロボット×未来×夢ビジョン」をテーマに対話型パブコメを実施しました。具体的には、市民意見募集を実施し、意見集約によって“自分のやり方で家事や子育てをしてほしい”といった14の「ロボットへのニーズ」や“法整備をしてほしい”といった11の「ロボット社会へのニーズ」を見いだし、文部科学省科学技術・学術政策局・研究開発基盤課にお届けしました。今回のシンポジウムは、対話型パブコメの結果報告だけでなく、「ロボットへのニーズ」と「社会への実装」との架け橋をテーマにパネリスト(ロボット研究開発者、ロボット政策担当者、政策分析者など)と来場者のみなさんとで議論していきたいと思い、企画しました。
多様な年代の16名にご参加いただきました。
まず、PESTI代表の加納から、対話型パブコメについて、また、1 年近く前に実施したロボットをテーマにした対話型パブコメの結果について、紹介しました。意見の届け先である文部科学省科学技術・学術政策局・研究開発基盤課が今年度仕掛けて、JSTが実施した事業「START技術シーズ選抜育成プロジェクト〔ロボティクス分野〕」の紹介もありました。
続いては、若手ロボット研究者、大阪大学の仲田佳弘さんと国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の野田智之さんの登場です。仲田さんと野田さんは、「START技術シーズ選抜育成プロジェクト〔ロボティクス分野〕」に採択され、半年間ロボット開発を続けてきました。今回は、試作ロボット『一体構造空電ハイブリッドアクチュエータのしなやかさを体感可能な触知メディア』も会場に持ち込んで、参加者のみなさんにも実際に触ってもらいながらの解説でした。
この仲田さんと野田さんのプロジェクトをメンターとして半年間見守って来た中央大学の新妻実保子さんやATRの宮下敬宏さんからもコメントをいただきました。
シンポジウム前半最後は、ロボット政策担当者である文部科学省の麻田卓哉さんからのお話です。「START技術シーズ選抜育成プロジェクト〔ロボティクス分野〕」が、ロボットのイノベーション・エコシステム(生態系)を構築だけでなく、若手研究者の育成を目指した事業であったことなどが紹介されました。
休憩を挟んで、シンポジウム後半は、パネルディスカッションです。前半に登場した若手ロボット研究者、ロボット開発を見守っていたメンター、ロボット政策担当者に加えて、PESTIメンバーでもあり政策分析者でもある吉澤もパネリストとして参加しました。
・研究者が、大学や学会で、いつもは出会わない人と出会うということがもっとあってもいいのではないか。
・人と話ができて、いろんな人を巻き込んでいけるような研究者がもっと育つような環境をつくることができれば。
・ロボットが社会に受け入れられるようになるには、規制をどうつくっていくのか、だれが責任をもつのか、といったことを考えることも大事。
・そういったロボット社会の未来を考える対話の場は、誰が主導するのか。
などなど、参加者のみなさんも交えながら、議論を行いました。
対話の場
開催概要
タイトル | ロボットもやって来る!「ロボット×未来×夢ビジョン」シンポジウム~「ロボットへのニーズ」と「社会への実装」との架け橋~ |
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開催日時 | 2016年3月21日(月曜日・祝日)14:00-16:30 |
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開催場所 | グランフロント大阪ナレッジキャピタル内カフェラボ |
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対象 | どなたでも |
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事前申込の有無 | 事前申込み制としたが、当日参加もあった |
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参加費の有無 | 無料 |
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参加者数 | 16名 |
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主催 | PESTI |
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共催 | 一般社団法人 社会対話技術研究所 |
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協力 | 一般社団法人 ナレッジキャピタル |
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関連資料
2016年3月21日(月・祝)、グランフロント大阪ナレッジキャピタル内カフェラボにて、「ロボットもやって来る!「ロボット×未来×夢ビジョン」シンポジウム~「ロボットへのニーズ」と「社会への実装」との架け橋~」を開催しました。
昨年(2015年)3月から4月にかけて、PESTIは、「ロボット×未来×夢ビジョン」をテーマに対話型パブコメを実施しました。具体的には、市民意見募集を実施し、意見集約によって“自分のやり方で家事や子育てをしてほしい”といった14の「ロボットへのニーズ」や“法整備をしてほしい”といった11の「ロボット社会へのニーズ」を見いだし、文部科学省科学技術・学術政策局・研究開発基盤課にお届けしました。今回のシンポジウムは、対話型パブコメの結果報告だけでなく、「ロボットへのニーズ」と「社会への実装」との架け橋をテーマにパネリスト(ロボット研究開発者、ロボット政策担当者、政策分析者など)と来場者のみなさんとで議論していきたいと思い、企画しました。
多様な年代の16名にご参加いただきました。
まず、PESTI代表の加納から、対話型パブコメについて、また、1 年近く前に実施したロボットをテーマにした対話型パブコメの結果について、紹介しました。意見の届け先である文部科学省科学技術・学術政策局・研究開発基盤課が今年度仕掛けて、JSTが実施した事業「START技術シーズ選抜育成プロジェクト〔ロボティクス分野〕」の紹介もありました。
続いては、若手ロボット研究者、大阪大学の仲田佳弘さんと国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の野田智之さんの登場です。仲田さんと野田さんは、「START技術シーズ選抜育成プロジェクト〔ロボティクス分野〕」に採択され、半年間ロボット開発を続けてきました。今回は、試作ロボット『一体構造空電ハイブリッドアクチュエータのしなやかさを体感可能な触知メディア』も会場に持ち込んで、参加者のみなさんにも実際に触ってもらいながらの解説でした。
この仲田さんと野田さんのプロジェクトをメンターとして半年間見守って来た中央大学の新妻実保子さんやATRの宮下敬宏さんからもコメントをいただきました。
シンポジウム前半最後は、ロボット政策担当者である文部科学省の麻田卓哉さんからのお話です。「START技術シーズ選抜育成プロジェクト〔ロボティクス分野〕」が、ロボットのイノベーション・エコシステム(生態系)を構築だけでなく、若手研究者の育成を目指した事業であったことなどが紹介されました。
休憩を挟んで、シンポジウム後半は、パネルディスカッションです。前半に登場した若手ロボット研究者、ロボット開発を見守っていたメンター、ロボット政策担当者に加えて、PESTIメンバーでもあり政策分析者でもある吉澤もパネリストとして参加しました。
・研究者が、大学や学会で、いつもは出会わない人と出会うということがもっとあってもいいのではないか。
・人と話ができて、いろんな人を巻き込んでいけるような研究者がもっと育つような環境をつくることができれば。
・ロボットが社会に受け入れられるようになるには、規制をどうつくっていくのか、だれが責任をもつのか、といったことを考えることも大事。
・そういったロボット社会の未来を考える対話の場は、誰が主導するのか。
などなど、参加者のみなさんも交えながら、議論を行いました。
対話の場
開催概要
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